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有機野菜は無農薬野菜じゃないんです。えっ本当!じゃぁ違いは?

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どうもkuukaです。

単身赴任で自炊中の40代、健康に気を付けてなるべく体ににいいものを食べるように心がけています。地元の自然食品店に買い出し行ったり、ネットで有機野菜の宅配を利用したりといった感じです。

地元の自然食品店には、有機野菜コーナーと特別栽培(節減対象農薬・化学肥料不使用)コーナーがあるんです。でも、それらの違いがイマイチ分からない。

「有機野菜と特別栽培って何が違うと?」「特別栽培って無農薬野菜?」そもそも有機野菜は無農薬なの?って、そこで、いろいろ調べてみたんです。

結論から言うと、有機野菜と無農薬野菜は違います。いや~、やっぱり調べることって大事だなぁって改めて痛感しました。

ということで、今回は有機野菜と無農薬野菜の違い、有機野菜とは?無農薬野菜とは?などについてお話したいと思います。

有機野菜と無農薬野菜の違いとは?

まずは、簡単に有機野菜と無農薬野菜の違いはこちら。。

有機野菜無農薬野菜
国が定めた法律を守って作った野菜(有機JAS法)。国が定める規格はない。
国が認めた一部の農薬を使うことができる。農薬を使わない。
化学肥料は使用禁止。化学肥料は使ってもいい。

有機野菜は、まず国の認定がないとダメです。また、一部の農薬使用が認められているので無農薬野菜ではありません。

中には、農薬を使わない農家さんもいるんですが、消費者には農家さんが農薬使ってる使ってないかまでは分からないのが現状です。

で、無農薬野菜はと言うと農薬は使いません。けど、化学肥料は使っても使わなくてもOKなんです。今でも、「無農薬」で表示してある野菜は日本では禁止なんです。

さらに、無農薬野菜には有機野菜みたいな国の認定はありません。完全無農薬や完全無化学肥料で野菜作ってる農家さん、無農薬だけど化学肥料使ってる農家さんなど、農家さんによってバラバラなのも事実なんです。

しかも、栽培として見た場合慣行栽培(※)でもないし有機栽培でもない・・・。

そこで、国が「特別栽培」と表示するように決めたんです。消費者にはまだまだ浸透してない感じではあるんですけどね。

※慣行栽培・・・普通一般に行われている栽培方法で農薬や化学肥料を使用して作られた野菜。まぁどこのスーパーにでもある野菜です。

ここでは、有機野菜と無農薬野菜の違いについて、さわりだけお話してみました。有機野菜と無農薬野菜が違うということは、ザックリと分かったんじゃないかと思います。

ではでは、もう少し詳しく有機野菜と無農薬野菜(特別栽培)についてそれぞれお話していきたいと思います。

有機野菜とは何?

有機野菜とは、国が定めた「有機JAS法」のルールを守って作った野菜のこと。そして、このルールを守って作られた野菜は、検査に合格しないとダメなんです。

で、合格した農家さんには、「有機JASマーク」の認定がもらえます。それを、野菜のパッケージに貼って市場に行くんですね。こんな感じのやつです。見たことある人もいると思います。

お役立情報有機野菜

ちなみに、有機JAS認証には、取得費用と検査費用(毎年)などの費用が掛かります。(農家さん負担)

では、その有機JAS法のルールについて簡単にまとめました。

有機肥料で土作りをする。
・有機栽培を2~3年以上した後の田畑で作る。(化学肥料、農薬は使用禁止)
・遺伝子組み換え技術は使用しない。
・周辺で使われた化学肥料や農薬など入ってこないようにする。
・生態系や自然環境に極力負荷を与えないように栽培するJASが定めた一部の農薬は使用できる。

もっと詳しく知りたい方はこちらへ!→農林水産省:有機農産物の日本農林規格

これらのルールで作った野菜が有機野菜と言われるものになります。で、上記のルール上に、国が定めた一部の農薬は使用できるんです。なので、改めて有機野菜は無農薬ではないということであります。

有機野菜≠無農薬野菜

あっ!ついでにですが、有機野菜=オーガニック野菜です。

※有機肥料:有機質成分からできている肥料。肥料効果のほかに土壌を改善する働きをもつ。堆肥、魚粉、油かす、大豆かす、骨粉、鶏ふん灰などがある。

ちなみに、化学肥料は無機肥料です。鉱物などの原料から化学的に合成して作られたもの。(一部自然界の鉱物からつくられることもある)無機質の成分からできている肥料。

ちょっと補足ですが、有機野菜は無農薬ではないんですが、農薬使用に関して有機JAS認定農家さんには、2パターンあります。

・JAS法で認められる農薬を一切使わない農家さん
・JAS法で認められる農薬を使用する農家さん

これ、どっちも有機野菜になります。これだったら農薬使わない農家さんの野菜がいいですよね。でも、シール表示だけなので農薬使ってる使ってないまでは分からないんです。

また、一方で有機JAS認証はないけど・・・

・有機JAS法と同じように野菜を作っている農家さん
・無農薬・無化学肥料で野菜作っている農家さんなど

有機野菜農家さん(有機JAS認定保持者)と同レベル、それ以上の農家さんもいるんです。でも、有機JAS認証がないので有機野菜と謳って販売ができません。最近は、こういった農家さんはインターネットでブログなどを作って販売してたりします。試しにネット検索してみるのもいいですよ。

まぁ有機野菜といっても農家さんによって、いろいろなタイプがあります。その農家さんがどのように野菜作ってるか、買う側も学んで知っておくことも大事かなぁって思います。

無農薬野菜(特別栽培農産物)とは何?

無農薬野菜は、農薬を使わずに栽培された野菜・・・そのまんまなんです。が、化学肥料は使っても使わなくても無農薬野菜になるんです。これ知ったときショッキングでした!

今は「無農薬」「減農薬」「減化学肥料」の表示は禁止されてます。では、なぜ禁止なのか?

例えば・・・昨年、農薬を使って野菜作りました。で、今年はその畑で無農薬で野菜作りました。これ、無農薬野菜になります。これって、昨年の農薬が土の中に残ってる可能性が多少なりともあるよね?ってなりません?

あともう一つ。Aの農家さんは無農薬で作ってるけど、隣の畑のBの農家さんは農薬使ってます。風の向きでAの農家さんの畑の野菜に農薬がついちゃった。これも無農薬野菜です。

さらに、無農薬ではないけど農薬を減らして野菜作ってる農家さんもいます。でもですね減農薬や減化学肥料といってもどれくらい減なのか?作った農家さんしか分からないんです。なので当然消費者には分かりません。そして、さっきみたいに無農薬野菜で作ってるとこもある。もうこれがごちゃ混ぜになってるという。中には、完全無農薬・完全無肥料で作ってる農家さん(自然栽培)もいるんです。

こうなると、どれが?なにが?無農薬野菜!ってなります。消費者が混乱するよ!って。そこで農林水産省が、無農薬野菜や減農薬野菜には「特別栽培農産物」と表示しましょう。とルールを決めたということであります。

画像入れときます。こんな感じのやつでございます。

お役立情報有機野菜

で、特別栽培農産物の定義がこちら。

・農薬を撒いた回数が通常栽培の50%以下
・化学肥料の窒素成分量が通常の栽培の50%以下

表示としては、農薬や化学肥料を使用しないで栽培した野菜であれば、「栽培期間中農薬不使用」・「栽培期間中化学肥料不使用」と表示する。ってなってます。

最近、スーパーにあるお米は「特別栽培米」って表示してあるものを見かけたりしますよ。

もっと詳しく知りたい方はこちらへ!→農林水産省:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン

有機野菜と無農薬野菜の選び方と見分け方は?

有機野菜と無農薬野菜についてお話してきました。JAS認定シールが貼っていようが無農薬だろうが、農家さんによって差があるよ。が分かったと思います。

でもそうなってくると、「安全な野菜ってどう選べばいいんですか?」って話です。なので、ここでは野菜の選び方についてお話しいたいと思います。

確実なのは、自分の身近だったり近くに信頼できる農家さんを見つけて購入するのがいいんですけど、なかなか難しいところでもあります。

では、他にはどんな選び方ある?

・自然食品店などで有機JASマークや特別栽培の表示があるものを選ぶようにする。
・ネットで有機野菜を取り扱っている野菜宅配で購入する。

有機野菜と特別栽培は、農家さんによって差はあるんですが、慣行栽培(スーパーにある一般的な野菜)と比べると農薬の量は少ないのはわかると思います。なので、一般的な野菜と比べると比較的安全だという考え方。

また、最近はインターネットで有機野菜宅配や個人農家さんから直接購入出来たりできます。なかなか近くに有機野菜など売ってない地域では、利用されてる人もいるみたいで人気があるみたいですね。

実際、kuukaも利用してるんですけど、この野菜宅配は直接農家さんとのやり取りができます。なので、どんな栽培方法で作ってるの?って聞けたり出来るので安全な野菜が手に入りやすいですね。

参考にどうぞ。→食べチョクコンシェルジュの口コミは?実際利用したのでレビューします!

では、次に野菜の見分け方のポイントについて!有機野菜でも自分で手に取って野菜の見分けができたらメチャクチャよくないですか?ということで・・・

野菜の見分け方はズバリ「色が薄くて小さい野菜を選ぶ!」です。

見分け方のポイント
・野菜の色の濃さを見る。
・野菜の大きさを確認する

野菜の色の濃さを見る。

お役立情報有機野菜

葉菜類(ほうれん草、小松菜など)・ピーマンなどは、色が薄いものを選ぶ。なんで?ということで簡単に説明しますね。

化学肥料や有機肥料には、肥料成分の窒素が入ってます。この窒素が植物に吸収されるときに、「※硝酸態窒素」として吸収されます。で、肥料を与えれば与えるほど硝酸態窒素が増えて色が濃くなってしまうんです。

例えば、ほうれん草の「えぐみ」だったりピーマンの「苦み」がある野菜は、硝酸態窒素が多く入ってるってことになります。

逆に、色の薄い野菜は硝酸態窒素が少ないってことなので、なるべく色の薄い野菜を選ぶようにしましょう。

※硝酸態窒素は、野菜にも人にも必要な物質なんだけど、取り過ぎはダメなんです。過剰摂取してしまうとメトヘモグロビン血症や発がん性物質などの健康被害を引き起こすと考えられている。

野菜の大きさを確認する。

メチャでかい白菜やキャベツ、たまねぎなどスーパーや直売所で売ってるのを見たことってありません?
実はこれ、肥料の与え過ぎで大きくなってるんです。人で言ったらメタボ状態ってことです。とにかく食べすぎは良くないってこと。

なるべく自然に近い状態で、必要最低限の肥料で作った野菜は小さくなります。確かに地元の自然食品店の野菜は小さめなんですよね。う~んこれは納得ですわ!

で、小さめなんだけど肥料が少ないから、野菜の成長がゆっくりと育つ。結果、味わい深い野菜になるということなんですね。
なので、「大きい野菜を買った方がお得!」じゃなくて、じっくり・ゆっくり育った小さい野菜を選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回の話で、有機野菜は無農薬ではないこと。農家さんによって作り方に差があるので有機野菜だから、無農薬野菜だから安全な野菜とは限らことは分かったんじゃないかと思います。

でも、有機野菜は化学肥料は使ってなくて農薬も限られたものなので、慣行栽培(スーパーにある一般的な野菜)と比べると安全という見方も出来ると思います。

また、無農薬野菜では農薬は使わないけど、化学肥料使ってる場合と使ってない場合もある。これは、買う側には見えないのが残念なところだったりしますね。

なるべく安全な野菜を求めるんであれば、買う側も野菜の栽培方法など学んでいくのも大切な気がしました。そして、健康な野菜を育てている信頼できる農家さんを見つける。今は、インターネットの野菜宅配でも信頼できる農家さんもいたりしますよ。

まぁ、究極なところで「自分で野菜を作る!」これなら言う事無しなんですけどね。

では、また!

あっそうだ!安全な野菜についてもっと詳しく知りたい方は「野菜は小さい方を選びなさい」おすすめです。

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