どうもkuukaです。
今回は、料理初心者何からすればいい?調味料編です。調味料といってもいろいろな種類があります。「どんな調味料があればいいの?」「調味料の種類が多くて正直どれを選んでいいか分からない」など・・・。料理初心者は悩んでいると思います。
2年前から自炊をはじめたkuukaも最初の頃は、塩と醤油しかありませんでした。そうです、まったく料理してませんでしたから・・・調味料は何を買えばいいのか分かりませんでした。
ということで、料理初心者が最低限これだけ揃えとくといいよ!という調味料とその調味料の役割・種類・見分け方・選び方のポイント・保存方法などを解説していきたいと思います。
是非、参考にしてみて下さいね。
「調理道具まだ揃ってないよ~」という方はこちらもどうぞ。→料理初心者は何からする?最低限揃えておきたい調理道具はこれだ!
最低限あったらいいな調味料!
日本には、「さ・し・す・せ・そ」から始まる調味料があります。
「さ」=砂糖、「し」=塩、「す」=酢、「せ」=醤油(昔はせうゆと言うらしいです)、「そ」=味噌です。この5つの調味料は、料理を作る基本の調味料なんですね。
まずは、料理を始めるのに最低限必要な調味料がこちら。
・砂糖 ・塩 ・酢 ・醤油 ・味噌 ・料理酒 ・味醂(みりん) ・食用油
上記の調味料があれば、ほとんどの和食系料理はできますよ。それから、調味料でも製法によっていろいろな種類があります。
今回はその辺りも盛り込んでみました。(説明が結構ありますので・・・そこはご了承ください・・・)
では、それぞれの調味料について解説します。
砂糖
砂糖には、甘みをつける・旨味が増す・コクがでる・保存性を高めるなどの役割があります。
まず、砂糖の原材料なんですが、さとうきびと甜菜(てんさい)=(さとう大根)です。原料にかかわらず、製造方法は2種類に分けられます。
①精製糖(分蜜糖)
②含蜜糖
①精製糖(分蜜糖)
原料のさとうきびや甜菜(てんさい)から不純物やミネラルを取り除いて、糖分のショ糖を結晶化し純度を高くしたものです。スーパーなどに大袋などで売られています。上白糖、三温糖などがこの精製糖になります。
★上白糖
※参考価格:上白糖イオンにて158円(500g)
色は白くてしっとりとした砂糖で、日本で一番多く使われてます。クセがなくしっかりとした甘味があって、料理からお菓子作りまで幅広く使われています。上白糖を使って調理すると料理の味にコクが出ます。ただ、精製した砂糖なのでミネラル分は入っていません。
★三温糖
※参考価格:三温糖イオンにて178円(500g)
三温糖は、コクのあるやさしい風味がある茶色い砂糖です。茶色い色は糖蜜をカラメル化して付けられるものなので、黒糖などのようにミネラル分は入っていません。煮物や照り焼きなどに加えると、奥行きのある味わいに仕上がります。
上白糖と三温糖の保存方法について
未開封の場合:常温でも保存可能ですが、高温多湿な場所を避けて清潔な冷暗所で保存しましょう。
開封後の場合:密封容器に入れる。または、ジップロックなどに移し替えて密閉します。保存は常温でも大丈夫ですが、湿度の変化が少ない冷暗所で保存するのが品質を保つためにもベストです。
砂糖は劣化しにくいので長期保存が可能です。なので、パッケージにも賞味期限が書かれてないんです。
上白糖と三温糖は、精製された砂糖なのでミネラルは入ってません。ただ、値段は安くて一番使われている砂糖です。
最近では、使いやすいチャック付きのボックス型も売られています。一人暮らしの単身赴任のお父さんだと使い切れなかったりするので、なるべく使い切れる小容量のものを選ぶといいと思います。
②含蜜糖
ミネラルなどを豊富に含む糖蜜を糖分のショ糖と分離しないでつくる砂糖です。黒糖、キビ糖、てんさい糖などが含蜜糖になります。
味わいにコクがあってやさしい甘さが特徴です。(砂糖の種類によって、ミネラルの量は多少変わってきます。)
★黒糖
参考価格:黒砂糖FoodyOne(ちょっと品のある地元スーパー)にて500円(320g)
黒糖といえば、沖縄県のイメージがあると思います。さとうきびの搾り汁をそのまま煮沸濃縮して、加工せずに冷却してつくられます。強い甘味とコク、特有の風味があって焦げ茶色の砂糖です。
糖分の他にビタミンやカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富に入っています。
料理では、角煮や煮物、肉じゃがなどの味付けにおすすめです。
黒糖の保存方法について
黒糖は、砂糖なんですが上白糖や三温糖には記載されてない賞味期限が記載されています。それは、黒糖自体が水分を含んでいるからです。
この黒糖に含まれる水分が、湿気が多く日に当たる場所に長期間置いてしまうと、カビや傷んでしまう原因になってしまいます。
黒糖は、チャックが付いていない商品の場合は密封容器やジップロックに入れて冷蔵保存します。大体4~6カ月で使い切るようにしましょう。
黒糖でも固形タイプと粉末タイプがあります。料理にも使いやすくて、保存にも便利な粉末タイプがおすすめです。あと、チャック付きだとそのまま保存できるので使いやすいと思います。なるべくなら使い切れる位の小容量のもがベストです。
★きび砂糖(さとうきび糖)
参考価格:きび砂糖ROCKY(普通の地元スーパー)にて399円(750g)。
きび砂糖の、原材料はさとうきびです。さとうきびを溶かした液体を精製する途中でそのまま煮詰めてつくられます。色は茶色く、さとうきび由来のミネラル分などが残っているのが特徴です。
上白糖の精製して作られる砂糖よりも、カルシウムやカリウムなどのミネラルを多く含んでいます。
きび砂糖には、特有の風味とコクがありまろやかで自然な甘味があります。
料理では、サラサラとした粉末状なので使いやすいです。さらに、照り焼き、豚の角煮、煮物などはコクが増して照りが出ます。
きび砂糖の保存方法について
密閉容器またはジップロックなどしっかりと密閉させて、高温・多湿を避けた冷暗所で保存します。ちなみに、きび砂糖も賞味期限の記載はありません。
一般的に、一袋約1㎏前後で袋に入ってるままのもが売られています。一人暮らし単身赴任には量も多いし使いにくいですよね。
でも、最近では、チャック付で保存に便利なボックスタイプのそのまま使えるボックスシュガーミニ300gというのもあります。
黒砂糖の風味が苦手な場合は、きび砂糖もミネラルが入っているので使いやすいと思います。
★てんさい糖(甜菜糖)
参考価格:てんさい糖ROCKY(普通の地元スーパー)にて499円(650g)
てんさい糖に使われるてんさいは、さとう大根とも呼ばれています。日本では主に北海道で栽培されています。薄茶色の砂糖です。
てんさい糖は上白糖より、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが多いです。またオリゴ糖が含まれているので、(腸内細菌を整えてくれる)お腹にやさしいとも言われています。
料理では和食や洋食などいろんな料理にも合わせやすいと思います。
てんさい糖の保存方法について
てんさい糖にも賞味期限の記載はありません。密閉容器またはジップロックなどしっかりと密閉させて、高温・多湿を避けた冷暗所で保存します。
以上、、砂糖について説明してきました。ミネラルが多い順番で言うと、黒砂糖→キビ砂糖→てんさい糖になります。(上白糖にはミネラルは入っていません。)
黒砂糖に比べて味にクセがなくて、まろやかな甘さです。精製糖の代用品としては一番使いやすい砂糖じゃないかと思います。
黒糖の風味が苦手な場合は、キビ砂糖かてんさい糖がいいと思います。ミネラルが入っている方が体にもいいですからね。
単身赴任kuukaも我が家でも砂糖は、てんさい糖を料理に使っています。しつこくない甘さなので、甘さ控えめに料理ができるので気に入ってます。
kuukaが特におすすめしたいのは、料理でも一番使いやすくて、まろやかな甘さで、お腹にもやさしいてんさい糖です。料理でコクは出したいけど甘さは控えたいというときにはピッタリです!
どこで買えるの?
砂糖は、上白糖・三温糖・黒糖・きび砂糖・てんさい糖はだいたいどこのスーパーでも売っています。ただ、ちょっと原材料にもこだわりたいとかの場合だと、オーガニック系の砂糖はネットか健康食品を取り扱っているお店での購入になります。
塩
塩は、料理の味をひきしめる・酸味をやわらげる・殺菌・臭みを消すなどの役割があります。どんな料理にも使うことができます。
まず、塩の原料は3種類あります。
①海水 ②岩塩 ③湖塩
①海水から塩を作る場合ですが(海塩)、製造方法によって風味や味も変わってきます。
その製法には、精製塩、再生加工塩、天然塩(自然塩)の3つがあります。
★精製塩
参考価格:左側食卓塩98円(100g)・右側日本海水食塩108円(1kg)(マルショクにて)
精製塩は、よくコンビニやスーパー売られてる食塩です。食卓塩と言えばわかりやすと思います。海水をイオン透過膜法や電気分解して人工的に分離させて作ったものです。
成分の99%以上が塩分(塩化ナトリウム)で、ミネラルがほぼ入っていません。塩辛い塩です。
大量生産できるので値段は安いです。塩の中でも一番安いです。
塩分の純度が高いので、料理の下処理(食材を塩もみしたりとか)には最適かもしれません。
精製塩の表示の見方
では、精製塩を見分けるポイントなんですが、商品裏面に書いてある表示を見てみます。食塩相当量と製造工程があります。画像でいえば食品相当量:99.0%(100g当たり99.0g)、工程:イオン膜とかいてあります。
食品相当量:99.0%、工程:イオン膜と書いてあれば精製塩になります。
※製造方法の工程に、混合と書かれているものは添加物(炭酸マグネシム)が入ってます。食塩相当量も99.0gです。(食卓塩)これも精製塩になります。
※精製塩は、純度の高い塩分(塩化ナトリウム)なので、摂取量が多ければ多いほど高血圧・動脈硬化になるリスクも高まります。(高血圧の人が、病院の先生に「塩分控えるように」と言われるのは精製塩を控えましょうという事です。)
★再生加工塩
参考価格:ダイレックス(ディスカウントストア)にて108円(200g)
再生加工塩は、メキシコやオーストラリア等の天日塩を日本で海水に溶かして作ったものです。そこに、にがりやミネラルを人工的に加えて作られた塩です。
再生加工塩で代表的なのが、CMでお馴染みの「伯方(はかた)の塩」です。これ読む時って、心の中で歌いながら読みません?kuukaだけかもしれませんが笑。あっ、すいません話戻しますね。
再生加工塩は、魚料理や和食料理に使用するのがベストかなと思います。
値段的には、精製塩より少し高いですがお手ごろ価格です。精製塩と天然塩の中間的な存在ですね。
再生加工塩の表示の見方
では、再生加工塩の見分け方を見てみます。商品裏面に書いてある表示を見みると、
食塩相当量95.5g・製造方法:天日海塩(93%メキシコまたはオーストラリア)・海水(7%日本)と書かれてありますね。
食塩相当量は、100g当たり99.0gなので純度99.0%以下です。次に、海水=にがりの事です。これは、にがりを添加しているということなので、再生加工塩ということが分かります。
※ちなみに、ガーリックやハーブなどの風味をつけたシーズニング、フレバーソルトなども再生加工塩に分類されます。
再生加工塩は、お手頃価格なので買いやすいと思います。
★天然塩(自然塩)
天然塩(自然塩)は、海水だけから作られるイメージがあると思います。でも、海水塩・岩塩・湖塩3種類に分かれるんです。
●海水塩(天然塩・自然塩)
参考価格:左側なずなの塩は、キューイン(熊本のハンコ屋さんに置いてあります。)にて750円(200g)・真中カンホアの塩(天日)右側カンホアの塩(焼塩)Foodery(宮崎県にあるというスーパー)にて各300円(100g)
海水を天日干し(太陽の熱だけで海水を蒸発させて作る)や平釜炊き(海水を煮詰めてじっくりゆっくり時間をかけて作る)で作られている塩です。
自然の栄養素やマグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルが豊富です。旨味、苦味、甘味、酸味を感じられる塩です。
この天然塩は、食材の旨味を引き立たせてくれます。料理には、ミネラルやうまみが多くてまろやかなので味付けに深みがでます。そして、いろいろな料理に使えます。
手作業で製造に時間と手間がかかっているので、その分値段は高くなります。
海水塩(天然塩・自然塩)の表示の見方
次に見分け方についてですが、表示裏(画像右側参照)をみてみましょう。例えば、画像中央の食塩相当量は85.82g・工程は天日と書かれています。
食塩相当量は、100g当たり85.82gなので純度99.0%以下です。先ほどの再生加工塩よりも食塩は少なくなっています。そして、残りの約10g以上にミネラル分が含まれているという事になります。
これが、天然塩(自然塩)になります。あと、裏表示の工程には平釜・逆浸透膜と書かれあるものもあります。製法が違うんですがこちらも天然塩(自然塩)になります。
kuukaのお気に入りは、この天然塩(自然塩)です。味付けに使うと、味にうまみが加わるので料理に深みが出ます。ただ、手間暇かけて作られているので値段は他の塩と比べて高くなっています。
※ミネラルも豊富で日本人が不足しているミネラルも摂取できます。塩化ナトリウムと他のミネラルをバランス良く摂取できるので、高血圧のリスクが低くなります。
実際、この天然塩に変えてから血圧の数値が少し下がりました。ミネラルが入っていて体にもいいので、天然塩(自然塩)がおすすめです。
●岩塩
参考価格:イオンにて324円(122g)
岩塩とは、むかしむかし海だった場所が地殻変動で陸地になり、水分が蒸発したのちに土砂に埋もれてできた塩です。
よくお店などではピンク色の岩塩を見かけます。このピンク色は、岩塩層に含まれる微量の鉄分が含まれるためです。
切り出して簡単な洗浄だけをした場合のものが多く、原料そのままに近い形で販売されています。有名な岩塩は、ヒマラヤ岩塩です。
塩化ナトリウム(食塩相当量98.6%)が多くてミネラルが少ないんです。ただ、肉料理(ステーキ)やカルパッチョ、ゆで卵などの塩見を効かせたいなぁという料理には合うと思います。
●湖塩
参考価格:イスラエル 死海産湖塩 Foodery(宮崎県にあるスーパー)にて 300円(100g)
湖塩ってあまり聞いたことがないと思います。お店でもあまり見たことないですし、kuukaも知りませんでした。
湖塩は、乾季に湖の水が自然と干上がり塩の結晶が現れて湖から採れる塩で、他の塩よりも生産量が少ないため希少なものとなっています。岩塩になる前のもので日本にはありません。アメリカやオーストラリア、南米にも塩水の湖があります。死海やカスピ海が有名ですね。
湖塩も塩化ナトリウム(食塩相当量99.1%)が多くてミネラルが少ないです。
煮込み料理やスペアリブ等の下味付けなどにいいみたいです。
塩の保存方法について
塩は、腐ることがないので賞味期限の記載はありません。砂糖と同じですね。
塩は、湿気を吸うと固まってしまうので密閉容器またはジップロックなどでしっかりと密閉しましょう。また、高温・多湿を避けた冷暗所で保存します。あと、においが強い漬物などと一緒に置かないように気を付けてください。
以上、塩に関して説明してきました。料理初心者が料理はじめるなら、再生加工塩(伯方の塩)でもいいと思います。値段も手頃ですからね。
でも、一番のおすすめ塩は、ミネラルも多く含まれている天然塩(自然塩)です。量も100gだったり200gなど少量で売られたりしてるので、一人暮らし単身赴任のお父さんにはちょうどいい量だと思います。
どこで買えるの?
精製塩、再生加工塩は、どこのスーパーやコンビニでも売っています。あと岩塩も案外どこのスーパーでも売ってますよ。
ただ、天然塩(自然塩)は、あまり普通のスーパーでは見かけません。たまに置いてあるお店もありますが・・・確実なのは、健康食品を取り扱っているお店やネットです。
あと天然塩には、産地や製法でいろいろな種類で個性があったりします。味もさまざまなのです。自分好みの塩を探してみるのもいいかもしれません。
酢
料理に使う酢には、酸味や風味をつける・塩見を和らげる・タンパク質を固める・殺菌や変色防止などの役割があります。
酢は、醸造酢と合成酢に分類されます。
合成酢は、酢酸や氷酢酸を水で薄めて砂糖や酸味料、醸造酢などを加えたものです。つまり化学的に作り出した酢なんです。今は生産量も少なく家庭用としてあまり使われないので、ここでは割愛しますね。
酢は、穀物の原料(米、小麦、とうもろこしなど)を酒にして、それらを酢酸菌で発酵させたものです。そして、酢の種類には穀物酢・米酢・黒酢・果実酢などたくさんの種類があります。
今回は、酢の中でも特に料理によく使われている穀物酢と米酢と純米酢についてお話していきます。
①穀物酢 ②米酢と純米酢
①穀物酢
参考価格:コスモス(ディスカウントドラッグ)にて138円(500ml)
穀物酢の主な原料は米・小麦・酒粕・とうもろこしなどです。これらの 原料2 種類以上をブレンドして作られたものをいいます。さっぱりした酸味とさわやかな味が特徴です。日本で一番有名な酢ですね。
料理では、炒めものや煮物などの和洋中いろいろな料理に使うことができます。
穀物酢の表示の見方
商品裏表示では 原材料名:穀物(小麦、米、コーン)アルコール(醸造アルコールのことです。)、酒かす)と書いてあるものが穀物酢になります。名称にも書いてあるので分かりやすいと思います。
※穀物酢には、いろんな原料が使われています。特に原料に使われているとうもろこしは遺伝子組み換えの可能性が高いです。遺伝子組み換えが気になる場合は、原料がはっきりしている酢を選んだほういいかもしれません。
②米酢と純米酢
米酢は、「こめず」または「よねず」どちらで読んでも正解です!
では、米酢と純米酢の違いについてお話します。
★米酢
参考価格:HIヒロセ(ホームセンターで食品なども売っている)にて228円(500ml)
米酢とは、酢1000ml対して米を40g以上使用しているものです。
実際、酢を作るには1000mlに対して120gの米が必要です。その足りない分は、アルコール(醸造アルコール)を添加することで作られます。
風味は、純米酢と比べると酸味が強くとがった感じです。
米酢の表示の見方
商品裏表示では 米、アルコール(醸造アルコールのことです)と書いてあるものが米酢です。
※穀物酢と同じで、米酢にもアルコールが使われています。このアルコールは、醸造アルコールというものです。原料に遺伝子組み換えのとうもろこしが使われている可能性があります。 遺伝子組み換えが気になる場合は、次に紹介する純米酢などの原料がはっきりしているものをおすすめします。
★純米酢
参考価格:畑まるごとマーケット有機生活(熊本市にある健康食品の店)にて389円(300ml)
純米酢は、原材料100%のお米から作られる醸造酢です。(その名の通りです!)ほのかな米の甘味と、まろやかな酸味が特徴です。
酢の物や合わせ酢、ドレッシングなど酢の味を そのまま生かすような料理におすすめです。
kuukaは、この純米酒を使っています。国産有機栽培のうるち米だけを原料に、昔ながらの製法で醸造された酢です。
kuukaの場合は、醤油:純米酢=1:1でドレッシングを作ります。そして、洗った生野菜などに、かけて食べることが多いです。
これがまた、醤油と酢のバランスが絶妙で、ほどよいまろやかな酸味が効いて美味しくいただけますよ!
純米酢の表示の見方
表示をみてみると、原材料は米のみになります。原料に国産米100%使っているのものであれば、遺伝子組み換えなどの原料はないので安心して使えると思います。
酢の保存方法について
未開封の場合:常温で約2年保存ができます。スーパーで売ってある酢の賞味期限を見るとだいたい2年後になってるものがほとんどです。
開封後の場合:酢は常温でも保存することできますが、特に夏の暑い時期は冷蔵庫の保存がいいです。酢をたまに瓶のままゆらしてみてください。酢を揺らすことで酢酸菌の繁殖を防いで、より長持ちさせることができます。冷蔵保存で、約1年で使い切るのがいいと思います。
どこで買えるの?
穀物酢と米酢、純米酢は、どこのスーパーでも売っています。kuukaが使っているような有機米酢などは、健康食品を取り扱っているお店もしくはネットでの購入になります。
酢にも黒酢、玄米酢、リンゴ酢などいろいろな種類の酢があります。なるべく原料がハッキリしているものの中から、自分に合った酢を探すといいかもしれません。
醤油
醤油は、塩味や旨味・甘み・味に深みを与えます。そして、料理の色付けや香り付け・食材の臭みを抑えて保存性を高めてくれる役割があります。
まず、醤油の作り方には本醸造・混合醸造・混合の3種類があります。
①本醸造 ②混合醸造 ③混合
①本醸造
本醸造は、昔ながらの伝統的な醤油の製造方法で、江戸時代から続くシンプルな造りです。主原料は大豆・小麦・塩のみです。
そして、主原料の大豆なんですが丸大豆と脱脂加工大豆の2種類に分かれます。
★本醸造(脱脂加工大豆でできた醤油)
参考価格:キッコーマンしぼりたて生しょうゆイオンにて277円(450ml)
脱脂加工大豆とは、油を搾ったあとの大豆のことです。
この脱脂加工大豆を使って造られる醤油は、全体の80%を占めています。脱脂加工大豆は、短時間で旨味成分の高い醤油が造れて生産効率もいいです。
しかし、大豆の油を搾る工程でヘキサンという石油からできた有機溶剤が使われています。安全性は確認されていると言われてますが、脱脂加工大豆を敬遠される方もいるみたいです。
本醸造(脱脂加工大豆でできた醤油)の表示の見方
表示を見てみると、原材料名に脱脂加工大豆(大豆(アメリカ又はカナダ(5%未満))と書いてあります。ということは遺伝子組み換え大豆が5%未満入っている可能性もあるということなんですね。
それから、アルコール。これは、開封後に空気中を浮遊しているカビ菌が入っても活動しないように添加しています。このアルコールの原料が遺伝子組み換え作物である可能性が高いことも気になるところです。
あと、本醸造でも醤油によってはアミノ酸やブドウ糖などで甘味を付けてるものもあります。その他の添加物など気なる場合は、よく裏表示を見て確認するといいかと思います。
★本醸造(丸大豆でできた醤油)
参考価格:ヤマア天然醸造九州丸大豆しょうゆ畑まるごとマーケット有機生活(熊本市にある健康食品の店)にて1,120円(900ml)
丸大豆とは、大豆を脱水加工してない大豆です。
本醸造の中でも、発酵を促進するもの・保存料・味付けするための添加量を使わず造られる醤油は天然醸造といいます。熟成期間も6カ月以上と時間もかかります。
基本的には、原材料の大豆・小麦は国産(遺伝子組み換えでない)、塩は天日塩を使用しているところが多いです。やはり、いい材料と時間と手間を掛けているので値段は高いです。
本醸造(丸大豆でできた醤油)の表示の見方
表示を見てみます。原材料名には、大豆(九州産)(遺伝子組み換えでない)、小麦、食塩。他には何も入っていません。これが、昔ながらの醤油になります。
この醤油の場合は、農薬・化学肥料一切不使用の九州産の大豆・小麦と天日塩を使って、6カ月熟成させて造った添加物不使用の醤油です。(これが天然醸造の醤油です。)
kuukaは、この醤油を使ってます。以前は脱脂加工大豆の醤油を使ってました。値段は高いんですが、試しに買ってみたら・・・・・・もう止めれなくなりました。
味がぜんぜん違います。味に深みがあってまろやかな感じなんですよ。
卵かけご飯にこの醤油入れて食べたら分かりますよ。醤油の風味と生卵が絡み合って絶妙なハーモーニーなんです。
②混合醸造の醤油
混合醸造とは、本醸造でできたもろみにアミノ酸液を加えてかき混ぜながら発酵、熟成を1カ月以上行いもろみをしぼります。しぼった諸味は最後に火を入れて殺菌し色、香、味を整えたものです。
この混合醸造なんですが、kuukaの近くのスーパーなどいろいろ探したんですがお店にはこの醤油は最近あまり置いてないとこが多いみたいです。
混合醸造醤油の表示の見方
表示を見てみると、原材料名には、脱脂加工大豆((大豆(輸入))、小麦、食塩、糖類、アミノ酸液、米発酵調味料、そして添加物には、調味料(アミノ酸等)、アルコール、カラメル色素、保存料(パラオキシ安息香酸)などいろんなものが入ってます。
まず、脱脂加工大豆の輸入というのが遺伝子組み換えの大豆の可能性が高いです。添加物にしても役割があって入れてると思いますが、かなりの種類入ってますね。実際、体にどのうような影響があるのかが気になるところですね。
③混合の醤油
混合とは、本醸造でできたもろみをしぼった生揚げしょうゆにアミノ酸液を加えて混ぜ合わせ、最後に火を入れて殺菌し色、香、味を整えたものです。これはよくスーパでも見かけます。値段は安いです。
混合醤油の表示の見方
表示を見てみると、原材料名には、アミノ酸液、食塩、脱脂加工大豆(遺伝子組み換えでない)、小麦、砂糖、そして添加物は、甘味料(ステビア、甘草)、保存料(安息香酸Na)、調味料(アミノ酸等)、ビタミンB1など、こちらもいろんな種類の添加物が入ってますね。
実際、食品添加物は安全を認めたうえで使用されています。しかし、実際発がん性が疑われるものもあります。すべての添加物を避けるのは無理かもしれないけど、なるべくなら避けたいと思うkuukaでした。
※食品添加物が気になる場合は、商品の裏など表示を必ず確認をしましょう。
醤油の保存方法について
未開封の場合:醤油は、空気に触れて起こる酸化で味や風味が落ちていきます。空気に触れにくい開封前は、常温保存が可能です。ただ、直射日光が当たる場所は控えるようにしましょう。
開封後の場合:開封後はしっかりフタを締めて少しでも酸化を防ぐために、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。最近では、開栓しても空気が入りにくい密閉ボトル容器の醤油もあります。この場合は開栓後でも常温保存が大丈夫です。
どこで買えるの?
本醸造(脱脂加工大豆の醤油)や混合醤油は、どこのスーパーでも売っています。あと、本醸造で有機大豆で造られた無添加の醤油も最近はだいたいのスーパに置いてあります。
あと、kuukaがおすすめしたい天然醸造の醤油は、健康食品を取り扱っているお店もしくはネットでの購入になります。
比較的値段も安い本醸造(脱脂加工大豆の醤油)でも料理としては問題ないと思います。でも、せっかくなら値段は高くなるけど、自然な旨味・甘みのある本醸造(丸大豆でできた醤油)をおすすめします。
本醸造では、大豆や小麦の素材を活かして、自然に旨味・甘味を造ります。しかし、混合醸造と混合は、科学的に旨味・甘味を加えます。自然で安心な醤油は本醸造(特に丸大豆で造られた醤油)になります。
※混合・混合醸造の醤油には、いろんな種類の食品添加物が入ってたりします。気になる場合は、商品の裏などの表示を見て必ず確認するようにしましょう。
味噌(みそ)
参考価格:ひかり味噌こだわってます無添加SUNNY(地元スーパー)538円(750g)
味噌には、塩味と旨味、香りをつける・食材の臭みを消す・味にコクを出す・味全体をまろやかに整える・食材の保存性を高めるなどの役割があります。
日本の伝統的な味噌は、大豆・塩・麹(こうじ)の材料で、数カ月から数年じっくりと発酵熟成させて造られます。
味噌は大まかに3種類に分かれます。
米味噌:大豆に米麹を加えて造られたもの。 麦味噌:大豆に麦麹を加えて造られたもの。 豆味噌:大豆のみを主原料としたものです。(赤みその八丁味噌は有名ですね。)
特に米味噌は、国内の約80%を占めて生産されています。なので、よくスーパーで見かけるのは米味噌なんですね。
では、味噌の原材料の違いを無添加味噌・だし入り味噌・合わせみそ(調合味噌)で、商品表示を見ながら説明していきたいと思います。
無添加味噌の表示の見方
無添加味噌の表示を見てみます。原材料名には有機大豆、有機米、食塩と書かれています。原材料はいたってシンプルです。
このような無添加で加熱処理してない味噌には、容器に小さい穴(呼吸器)が付いています。加熱処理をしていないということは、味噌の中に生きた麹菌がいるということなんです。
そして、容器に詰められた後も、その麹菌によって発酵・熟成が続いているので、容器が膨らんで破裂しないように小さい穴(呼吸器)が付いているという訳なんです。
kuukaは、今この味噌を料理に使っています。原材料も有機大豆と有機米で塩は天日塩なので、安心して使ってます。
主に味噌汁でよく使っているんですが、味わい深くて甘味や旨味が感じられる味噌ですよ。食品添加物などが気になる場合は、こういった無添加味噌がおすすめです。
だし入りタイプ味噌の表示に見方
次に、だし入り味噌の表示を見てみます。原材料名には、大豆(アメリカ又はカナダ又はその他)、米、食塩、かつおエキス、かつお節粉末、昆布エキス/調味料(アミノ酸等)、酒精(一部に大豆を含む)と書いてあります。無添加味噌と比べると、いろいろな原材料や食品添加物が入っています。
まず、だし入りタイプのメリットですが、いろんな食品添加物が入っているのでだしを取らず手軽に味噌汁が作れます。値段も無添加味噌よりも安く購入できます。
しかし、添加物に酒精とあります。この酒精は、味噌の発酵を止めてしまう成分です。この成分により風味や味が劣化しにくくなります。(なので、呼吸口がありません。)
酒精と書いてありますが、これは食品添加物のエチルアルコールのことで、原料に遺伝子組み換えのトウモロコシが使われている可能性があります。
原料や食品添加物が気になる場合は、商品の裏などの表示を見て必ず確認するようにしましょう。
合わせみそ(調合みそ)の表示の見方
では、最後に合わせみそ(調合みそ)の表示見てみます。原材料名には、大麦(九州産)、米、大豆(遺伝子組み換でない)、食塩/調味料(アミノ酸等)、ビタミンB2と書いてあります。
こちらには、酒精はないですがやはり食品添加物が入っています。だし入りみそにも入っていますが、特に調味料(アミノ酸等)は、昔は化学調味料で今はうまみ調味料と言い換えられてるみたいです。お菓子やレトルト食品、コンビニ商品など日本ではほとんどの食品に入っています。
アメリカでは禁止されてるみたいなんですよね。日本ではOKなのに・・・そこは気になるところですね。
味噌の保存方法について
未開封の場合:味噌は常温で保存できますが、陽のあたる場所、温度や湿度の変化が少ない場所で保存しましょう。また、冷蔵庫で保存するのもおすすめです。さらに、長期に使用しないときは、冷凍庫で保存すると品質が保持されます。
開封後の場合:常温で保存すると色や風味が変化して、カビも生えやすく風味も落ちてしまいますので、冷蔵庫で保存しましょう。
その時に、味噌の容器の内側にあるシートは剥がさないでくださいね。もしシートが入ってない場合は、味噌の表面にラップして保存すると長持ちします。
どこで買えるの?
無添加味噌やだし入りなどは、比較的どこのスーパでも購入できます。健康食品を取り扱ってお店だとその地元の方が造った味噌など、めずらしいものも置いてあるところもあります。
料理初心者でも使いやすいスティックタイプのもあります。
いろいろ試して自分に合った味噌を探すのも楽しいです。kuukaは、毎回変えてます。次はどの味噌にしようかな?ってのも楽しいですよ。
せっかくお金を出して買うなら、体にいい材料でつくられた味噌がいいかなと思います。もし健康が気になる場合は、必ず表示を見て原材料や添加物を確認するといいと思います。
料理酒
料理酒は食材の臭みを消したり、肉を柔らかくしたり、料理にコクや風味を出す役割があります。
そして、料理酒は食品と酒類の2種類に分かれます。
①食品(料理酒と純米料理酒)=醸造調味料
②酒類(料理用純米酒と日本酒)
①食品の料理酒と②酒類の料理酒の違いは、食塩が入っているか入ってないかです。
※料理本などのレシピに「酒」とだけ書かれている場合は、②酒類(料理用純米酒と日本酒)を使いましょうという事です。
①食品(料理酒と純米料理酒)=醸造調味料
食品の料理酒は、海水と同じ2~3%の濃度の食塩が入っています。食塩を入れて飲用できなくすることで酒税がかかりません。
食品(料理酒と純米料理酒)を使う場合の注意点があります。それは、食塩が入っているので、醤油や塩などの他の調味料を少し控えめにして、味の調整することをおすすめします。
★料理酒
参考価格:HIヒロセ(ホームセンターで食品なども売っている)にて118円(400ml)
料理酒(醸造調味料)の表示の見方
裏表示を見てみます。原材料名:米・米こうじの醸造調味料、たんぱく加水分解物、食塩、水あめ、ブドウの醸造調味料/酒精、酸味料と書いてあります。食塩の他に酸味料などの添加物が入っているものです。添加物が気になるところですね。値段は安いです。
★純米料理酒
参考価格:有機純米料理酒 Foodery(宮崎県にあるスーパー)にて 413円(500ml)
純米料理酒(醸造調味料)の表示の見方
米、米麴、食塩だけを原料にしたものです。裏表示を見てみましょう。原材料名:有機米、有機米麹、食塩と書いてあります。添加物は入っていません。これが、純米料理酒になります。
ちなみにkuukaは、この純米料理酒を使っています。有機米と有機米麹のみで醸造している料理酒なので安心して使えます。
そして、食塩が添加されているので、食材に下ごしらえをする必要がなく、どんな料理にもこの料理酒をプラスするだけでとても風味がよくなります。値段はちょっと高めになります。
食品(料理酒と純米料理酒)=醸造調味料の保存方法について
料理酒も純米料理酒も開封前は直射日光、高温多湿を避けて冷暗所で保存しましょう。そして、開封後はアルコールが飛ばないように、しっかりとキャップを閉めて冷蔵庫に入れて保存するのがベストです。
やはり、1人暮らしの単身赴任のお父さんであれば、300~500mlと少容量をおすすめします。そして、健康が気になる場合は、添加量が入っていない純米料理酒がいいと思います。
②酒類(料理用清酒、料理用純米酒、純米酒)
酒類の料理酒は、①米・米こうじ②米、米こうじ、醸造アルコールで作られた2つがあります。食塩は入っていません。
★料理用清酒
参考価格:タカラ料理のための清酒イオンにて268円(300ml)
原材料は、米、米麹、醸造アルコールで作られた料理酒です。(食塩は入っていません。)
※醸造アルコールの原料には、とうもろこしなどの遺伝子組み換え作物が含まれている可能性があります。
料理用清酒の表示の見方
裏表示を見てみます。原材料名:米、米こうじ、醸造アルコールと書いてあります。添加物は入っていませんね。これが、料理用清酒になります。値段は、食品の料理酒よりも少し高めで売ってます。
料理用清酒保存方法
料理用清酒も開封前は直射日光、高温多湿を避けて冷暗所で保存しましょう。そして、開封後はアルコールが飛ばないように、しっかりとキャップを閉めて冷蔵庫に入れて保存するのがベストです。
★料理用純米酒
参考価格:こんにちは料理酒Foodery(宮崎県にあるスーパー)にて840円(720ml)
純米酒とは、醸造アルコールが含まれていない米だけを原料にしたお酒のことです。
食塩や余分な添加物がは入ってないので、料理の味では米本来の甘味や香りを楽しめます。
料理用清酒の表示の見方
この料理用料理酒は、蔵元などで作られています。若干高めの値段ですが、風味や旨味も強いうえに品質も高く安心して使うことができます。
裏表示を見てみます。原材料名:米、米麹、酒粕と書いてあります。食塩も添加物は入っていませんね。これが、料理用純米酒になります。酒としても飲めるので値段は高めになります。
料理用純米酒場合は、瓶に入ってます。容量も720mlと1800mlになるので少し量が多いかもしれません。ただ、料理の味は格段に上がるので自分のお好みで選んでみてもいいかもです。
★日本酒(純米酒)(飲用)
参考価格:純米酒雲雀 たちばな酒店(熊本の酒屋)にて1,155円(720ml)
日本酒は米・米こうじ・水などを主原料とし、お米の表層を削ることで雑味を抑えた飲用のお酒です。また、日本酒を大まかに分けると醸造アルコール使用の割合で「純米酒」「本醸造酒」2つに分類できます。
もし、料理酒として代用するなら雑味のある純米酒がおすすめです。
※「純米吟醸酒」や「純米大吟醸酒」は純米酒よりも雑味が少ないため、純米酒ほどの旨味やコクを出ません。ただ、お酒好きなkuukaとしては料理に使うよりも飲みたいです。もったいないもったいない笑
純米酒の表示の見方
裏表示を見てみます。原材料名:米、米麹と書いてあります。そして醸造アルコールも使われていません。これが純米酒です。こちらは、飲料用です。
日本酒は、飲むことを目的に余分な酸味・雑味をおさえて作られています。料理用の日本酒は酸味や雑味がそのまま残っています。その雑味の中に旨味成分も含まれているので料理の味を調える効果もあります。
どこで買えるの?
食品の料理酒と純米料理酒は、どこのスーパーやディスカウント店などにあります。
有機材料で作った純米料理酒や料理用純米酒は、健康食品系を取り扱ってるお店またはネット購入になります。
特に、料理用純米酒はネット購入の方が確実かと思います。
1人暮らしの単身赴任のお父さんであれば、300~500mlと少容量をおすすめします。ただ、瓶入りの料理酒だと720mlからになってしまいますが・・・
味醂(みりん)
みりんには、甘味を付ける・食材の表面に照りやツヤを付ける・煮崩れを防ぐ・深いコクと旨味を出す、味が染み込む・臭みを消すなどの役割があります。
みりんと言っても、実はみりんに似せたものがあるんです。それが、みりん風調味料と発酵調味料です。本みりんと比べると製造方法や原料も違います。
では、その3タイプについての特徴と見分け方などを見ていきたいと思います。
①本みりん ②みりん風調味料 ③発酵調味料
①本みりん(伝統的製法のみりんと工業的製法のみりん)
米、米こうじに焼酎(もしくは醸造アルコール)を糖化・熟成させて作られます。アルコール分は12.5〜14.5%で酒類に分類されます。アルコールの種類や熟成期間で味わいが違ってきます。
★伝統的製法のみりん
参考価格:九重櫻(本みりん)Foodery(宮崎県にあるスーパー)にて594円(300ml)
伝統的製法のみりんは、原料に上質なもち米を使用して、和釜で蒸煮します。仕込み後のみりんもろみを長期糖化熟成する伝統的な製法です。
これは、みりん本来の製法で、乙類焼酎(米焼酎)を使用します。醸造・熟成期間は、工業的製法よりも長いです。(貯蔵熟成で半年~2年間もっと長いものもあります)
本みりんは、まろやかな甘さと旨味があり、味の浸透が良く芳醇な香りを楽しむことができます。
伝統的製法のみりんの表示の見方
表示を見てみます。原材料名にもち米、米こうじ、しょうちゅうと書いてあります。実にシンプルで添加量も何も入っていませんね。これが、本物の本みりん(伝統的製法)になります。
kuukaは、この本みりんを愛用しています。このみりん飲用もできます。肉じゃがとか作るときにこの本みりんを使うと砂糖入れなくても美味しく出来上がります。
★工業的製法のみりん
参考価格::ダイレックス(ディスカウントストア)で325円(450ml)
工業的製法のみりんは、加圧蒸煮や高温液化などの処理をします。なので短期間で、でんぷんやたんぱくの利用率を上げることができます。戦後から行われるようになった工業的製法です。
伝統的製法の乙類焼酎(米焼酎)ではなく、醸造アルコールを用います。醸造・熟成期間は伝統的製法より短く、40日~60日ほどです。
料理としては、本みりん(伝統的製法)ほどのまろやかさや味わい落ちますが、甘味をつける・食材の表面に照りやツヤを付ける・煮崩れを防ぐ・コクと旨味を出す、味が染み込む・臭みを消すなどの役割的には同じになります。
工業的製法のみりんの表示の見方
表示を見てみます。原材料名に米、もち米、醸造アルコール、糖類と書いてある場合には工業的製法の本みりんになります。
醸造アルコールの原料には、とうもろこしなどの遺伝子組み換え作物が含まれている可能性があります。
※調理には、アルコールを飛ばすため加熱が必要です。加熱しない料理に使う場合には、あらかじめアルコールを飛ばしておく『煮きり』を行うようにしましょう。。
本みりん(伝統的製法のみりんと工業的製法のみりん)の保存方法について
未開封の場合:直射日光を避けて常温で保存できます。高温になり過ぎる場所、温度変化のある場所、紫外線の当たる場所は避けましょう。
開封後の場合:本みりんはアルコールと糖分が入っているので、直射日光を避けて常温で保存できます。キャップがしっかり閉まっていることを確認して、冷暗所で保存しましょう。
あと、冷蔵保存するとみりんに入ってる糖分が白く結晶化する場合があります。さらに、みりんの風味も弱くなってしまうのであまりおすすめしません。
②みりん風調味料
参考価格:HIヒロセ(ホームセンターで食品なども売っている)にて148円(400ml)
水あめ(糖類)、米・米こうじの醸造調味料、醸造酢、酸味料などから作られる、みりんに似せて造られた甘味料です。本みりんよりも甘味が強いのが特徴です。
アルコール分は1%未満とほとんど含まれていません。なので非酒類のため酒税もかかりません。
料理では、てり・つや付けることができます。本みりんにはない酸味もあります。また、アルコールがほとんど入っていないのでドレッシングなどの火を使わない料理にも使えます。
みりん風調味料の表示の見方
表示を見てみます。原材料に水あめ、米および米こうじの醸造調味料、醸造酢/酸味料と書いてあります。
先ほどの本みりんと比べて、アルコールが入っていません。あと水あめや醸造酢、酸味料など入ってますね。酸味料などの食品添加物が入っているのが特徴です。これが、みりん風調味料になります。
みりん風調味料保存方法について
みりん風調味料には、アルコールがほとんど入ってないので必ず冷蔵庫で保存しましょう。特に、開閉後の常温保存はおすすめできません。
なお、みりん風調味料は冷蔵庫で保存しても白い結晶は発生しません。
③発酵調味料
参考価格:イオンにて298円(500ml)
米と米麹を発酵させた後に、糖・食塩・アルコールなどを加えた調味料です。
本みりんと同じように造られていますが、塩を加えることで飲用できなくなり酒類ではなく調味料として扱われます。塩分は2~3%(海水濃度と同じなんですね。)、アルコール分は約14%です。
※発酵調味料を使う場合は、食塩が入っているので醤油や塩などの他の調味料を少し控えめに入れて味を調整することをおすすめします。
発酵調味料の表示の見方
表示を見てみます。原材料名では糖類(水あめ、果糖ぶどう液糖、砂糖)、米、酒精、食塩、米こうじ/酸味料と書いてあります。
本みりんとみりん風調味料に入っていない食塩が入っています。これが。発酵調味料になります。
原材料の果糖ぶどう液糖と酒精は、共にとうもころしなどを主原料として作られています。(アメリカなどから輸入した遺伝子組み換えとうもろこしがほとんどを占めています。)
遺伝子組み換えが気になる場合は、本みりん(伝統的製法)の原料がはっきりしているものをおすすめします。
発酵調味料の保存方法について
本みりんと同じくアルコールが入って、塩分もあるので開栓後は常温で冷暗所に保存しましょう。きちんとキャップを閉めて、高温や直射日光や紫外線が当たる場所は避けてください。
どこで買えるの?
本みりん(工業的製法)、みりん風調味料、発酵調味料は、どこのスーパーでも購入できます。
しかし、kuukaが使っているような本みりん(伝統的製法)などは、健康食品を取り扱っているお店もしくはネットでの購入になります。
本みりん(伝統的製法)で煮物するときなど、このみりん自体にあま味があるので砂糖を入れなくても十分美味しくできあがります。
食用油
参考価格:一番搾り純正菜種油FoodyOne(ちょっと品のある地元スーパー)にて650円(600g)
最後に食用油です。これは、調味料ではないんですけど炒め物や揚げ物料理には欠かせないので、今回調味料選びに入れました。これから、料理始める場合に炒め物系はすると思うので必要になってきます。
この食用油には、溶剤抽出法と圧搾法の2つの抽出方法があります。
①溶剤抽出法:ヘキサン等の化学溶剤を使用して抽出する製法 ②圧搾法:昔ながらの機械を使って原料に圧力をかけて搾り出す方法
①溶剤抽出法で作られている食用油
スーパーでよく見かけるサラダ油は、大豆と菜種などの混合物です。あとキャノーラ油は菜種を原料として作られています。溶剤抽出法は、コストを抑えて効率よく採油できるので大量生産ができます。
なので、価格も安いです。料理として使いやすい油ではあるんですが・・・問題点もあるんです。
まず、原料の大豆・菜種などは遺伝子組み換えのものです。そして、化学溶剤(ヘキサン)を使って油を抽出していることです。その時の高温処理によって、酸化して栄養素がなくなりトランス脂肪酸が発生してしまいます。
※原料の主な輸入国は、大豆:アメリカ・菜種(キャノーラ):カナダ、オーストラリアです。
※キャノーラ油の由来:菜種油には「エルシン酸」「グルコシノレート」という成分が含まれます。これらを過剰摂取すると体に悪影響を及ぼす危険性があるということで、カナダで品種改良が行われ エルシン酸とグルコシノレートをほとんど含まない新品種の菜種として 「キャノーラ種」が作られました。
※トランス脂肪酸とは、マーガリンやパン・ケーキ等にも使われるショートニングに多く含まれています。 がんや動脈硬化の原因にもなるみたいで、体に悪影響を与える物質なんです。日本では規制されていませんが、摂取量を規制している国もあります。
溶剤抽出法で作られている食用油の表示の見方
サラダ油の表示でお話します。名称は、食用調合油で、原材料名には、食用大豆油(国内製造)、食用なたね油としか書いてありません。(食品表示のルールにより、油は原材料に遺伝子組み換え作物を使っていても表示の義務はないんです。たとえ原材料のすべてが遺伝子組み換えでも・・・)
遺伝子組み換えでないなどの表記がないものは、だいたい溶剤抽出法で作られている食用油と見ていいと思います。
あと、キャノーラ油・米油も同じ見方でいいと思います。ただ、米油の米に関しては遺伝子組み換えの心配はないです。
②圧搾法で作られている食用油
圧搾法で作られている油は、菜種油・米油などがあります。最近では、イオンなどの大手スーパーでも見かけたりします。
原料に圧力をかけて搾る圧搾法は手間や時間がかかります。溶剤抽出法に比べると採れる油の量も少なくなるので、やはり値段は高くなります。
ただ、余分な脱色・脱臭などの精製をしてないので、原料本来の風味や栄養分が残って、自然の味や香りがあるのが特徴です。さらに、遺伝子組み換えされていない原材料を使っているので安心して使えます。
※キャノーラ油と菜種油の原料は同じ菜種です。キャノーラ油と菜種油の違いは、菜種油に使う菜種の品種(アサカノナタネ、キザキノナタネ、ななしきぶなど)と、キャノーラ油に使う菜種の品種(キャノーラ種)が違うだけです。
圧搾法で作られている食用油の表示の見方
圧搾法で作られている表示を見てみます。原材料名には、食用なたね油(遺伝子組換えでない)と書いてあります。ハッキリと遺伝子組換えでないと書かれてありますね。
圧搾法で作られた油には、遺伝子組換えでないと書かれているものがほとんどです。表示を確認することで、どの製法で作った食用油なのかが分かると思います。
食用油の保存方法について
食用油は光や熱により劣化しますので、直射日光などの光を避け、暗くて涼しいところに保存しましょう。また、空気も油をいためる原因になりますし、開封後はしっかりキャップを閉めて保存しましょう。
どこで買えるの?
サラダ油、キャノーラ油は、どこのスーパーでもあります。最近は、イオンなどに圧搾した菜種油も売ってたりします。
昔ながらの製法で作られた、菜種油や米油は健康食品を取り扱っているお店もしくはネットでの購入になります。
遺伝子組換えが気になる場合には、「遺伝子組み換えでない」としっかり表示などに書いてある会社の製品を購入することをおすすめします。
kuukaはこの油使ってます。遺伝子組み換えでない菜種を、圧搾、湯洗い、濾過という昔ながらの製法がこだわりです。ただしこの油は、遺伝子組換えではありませんがオーストラリア産です。サラダにかけるドレッシングや炒め物、揚げ物などどんな料理にも使えるますよ。
なるべく、圧搾法で作られた菜種油、米油をおすすめします。ちなみに国産の菜種使用の油はさらに値段が高くなります。
まとめ
今回は、料理初心者が最低限これだけ揃えとくといいよ!という調味料とその調味料の役割と種類、見分け方や選び方のポイント、保存方法など解説してきました。
そこで、調味料値段の差について気づいたことがあります。安い調味料には、遺伝子組換え原料や食品添加物などの調味料が入ってるものが目立ちます。ちょっと、以下にまとめてみました。
値段が安い調味料の条件
・原料が安い(輸入もので、遺伝子組み換えの可能性が高いもの) ・技術発達による機械化のおかげで短時間で加工ができる ・短時間の加工が可能なので大量生産できる ・短時間(味に深みなどがない)なので、味・保存性・色などを人工的に調整して添加する
値段が高い調味料の条件
・原料が高い(国産や有機・無農薬などこだわったもの) ・昔ながらの製法で、手間と時間が掛かるので大量生産できない ・その調味料の発酵・熟成によって特性を最大限に生かす ・時間は掛かるが、味・色など深みがあって本来の調味料になるので無添加
それは分かったけど料理初心者だから、まずは単純に安いもので調味料を揃えた方がいいんじゃない?もちろんそれでも、ぜんぜんいいと思います。
いい調味料は値段が高い!確かに高いです・・・kuukaも買う時、躊躇してしまいます。
でもですね意外と、少々高くても月に何本も買うものではないので一気に生活が圧迫されることはありません。←これ一人暮らし単身赴任だからです。
ただ、実際kuukaは高い調味料に変えたことで料理が上達したと錯覚するぐらいおいしくなることもあるんですよね。
例えばですけど、とりあえず圧搾法の米油と自然塩だけ購入します。あとは、野菜とお肉があれば野菜炒めできます。こんな感じで、少しずつ買って試すやり方もありかなと思います。もちろん、体にもいいですからね。(一石二鳥ですね。)
料理を始めだすと、調味料は日々の食生活に欠かせないものになってきます。せっかくなら健康のために安全なものを選んで使うのがいいかなと思います。(塵も積もれば・・・健康が継続する!です。)
kuukaも、自分なりに調べて少しは調味料が分かってきたかなぁ~ですが笑まだまだ、いろんな種類の醤油だったり味噌だったり、いろいろ自分で試しながら自分に合った調味料を探しています。そして、楽しく料理できたらいいなと思っています。
最初は最低限を揃えておいて、必要に応じて買い足すようにすれば無駄もなくなります。料理する頻度や使い方がわかってくると、あれいるなぁとかになってきます。その時にまた買い足していくといいですよ。最後におすすめ調味料一覧です。
砂糖・・・・てんさい糖
塩・・・・・自然塩(天然塩)
酢・・・・・純米酢
醤油・・・・本醸造(天然醸造)
味噌・・・・無添加味噌
料理酒・・・純米料理酒(醸造調味料)or料理用純米酒
味醂・・・・本みりん(伝統的製法のみりん)
食用油・・・圧搾法の菜種・米油
今回紹介した調味料を揃えると、照り焼き、煮物、生姜焼き、炊き込みご飯など、和風の料理は一通りは作ることができます。
では、楽しい料理ライフを送りましょう。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
調味料が揃ったら、次は計量の使い方を説明してます。→料理初心者でも納得!計量スプーン・計量カップの正しいはかり方教えます!を是非、参考にしてくださいね。
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